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文楽 冥途の飛脚 THE LOVER'S EXILE




鮮烈な美、名人たちの至芸
昭和を代表する人間国宝たちの出演による
幻の文楽シネマ


――大きな感嘆と愛情が込められた映画。他の何よりも豊穣な劇場体験。(ニューヨーク・タイムズ)

映画「文楽 冥途の飛脚」は、昭和54年、京都・太秦撮影所に精緻な舞台セットを作り上げ、文楽の名人たちが出演して制作された。監督は日本文化に深い造詣と共感を持つマーティ・グロス(カナダ)。
出演者は、太夫に、竹本越路太夫(四世)、竹本文字太夫(九世、七世 竹本住太夫)、竹本織太夫(五世、九世 竹本源太夫)。三味線には、鶴澤燕三(五世)、鶴澤清治、野澤錦糸(四世)。人形は、吉田玉男(初代)、吉田簑助(三世)、桐竹勘十郎(二世)、吉田文雀と、全員が当時、もしくは後の人間国宝。音響・音楽監修は武満徹、撮影は名カメラマン岡崎宏三が務め、近松門左衛門の名作『冥途の飛脚』の舞台上演を編集で約1時間半に凝縮し、近松の世界と文楽の魅力に正面から挑んだ傑作である。
本作は完成後に海外では公開されるも、日本国内では劇場公開されないまま長く上映機会が失われ“幻の文楽シネマ”と呼ばれていたが、30年以上の時を経て新たにデジタルリマスターが行なわれ、床本をもとに日本語原文字幕を付けて、平成23年(2011年)に東京都写真美術館ホールに於いて公開された。
昭和を代表する文楽の名人たちの至芸を記録した、文化的遺産としても非常に貴重な映画である。


※本作品は、上中二巻は近松の原作に、下巻の新口村の段は現在の上演でもよく用いられる後世の改作『恋飛脚大和往来』に拠っている。この映画に用いられた各段は、実際に舞台に於いて上演した場合、三段あわせて三時間を優に超える作品だが、本作では物語を重視しながらいくつかの場面をカットし、編集で約一時間半に凝縮している。


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